その日のまえに

実際の事や想像の中の事や日々の事など何でも書いてます

麦コーン

 

2年前の夏に一瞬で完全に戻った1日

 

スリーの端っこでCHIIOみてたなぁとか

 

ひたすら麦コーンのんだなぁとか

 

駐車場でパピコ食べたなぁとか

 

みんなで喫茶店何軒も巡ったなぁとか

 

レコード屋も何軒も巡ったなぁとか

 

赤いチャーハン食べたなぁとか

 

朝方まで飲み明かして恋話したなぁとか

 

今日のまたね。がまた待ち遠しい

 

これから睡魔と戦いながら

夜勤がんばるぞ。

 

今日も生きてる。

 

ただの傍観者

 

終電待ちをしている駅のホームで

フラフラ歩く1人の男の人がいた

 

その男の人後ろのには

駅員さんがいるけど

それでも、もしかしたら

線路の中に落ちてしまう。

 

そういう状況だけど僕はそれを

ただ見ているだけだった

 

結局、駅員さんが声をかけて

何事もなく終電が来て

その終電に乗って帰った

 

何事もなかったのかもしれないけど

紛れもなくあの瞬間では

僕はただの傍観者だった

 

このまま何日か過ごしたら

忘れてしまうことかもしれない

 

でも今日はなぜか

心に引っかかってしまうんだ

耳をすませば

 

目を閉じると

 

普段は気づかない

心地良い風の音や

 

聞き流しているはずの

誰かが楽しそうに笑って

話している声も

 

せかせかと急ぐ足音も

 

踏切の少し焦る警告音も

 

鮮明に聞こえる

 

それらの音に耳を澄ませながら

 

閉じたまぶたに入り込む

夕陽の光を感じる

 

しばらくこのままでいたい

 

自らの心の軋みが忘れられる

 

この光に包まれた感覚に

時間さえ忘れてしまいそうになる

 

この感覚に私は溺れていたい

下北沢の夜

 

終わる瞬間は儚くて

 

‪また次があるってことはもう無くて

 

わかってはいるけど

 

ぽっかりと

胸に穴が空いた感覚と

 

目に焼き付けた

言葉には表せない情景と一緒に

 

電車に揺られている

 

Cantabileというアルバムを聴きながら

 

そっと目を閉じて

老人と猫

 

なぜかバイト先に向かうとき

いつも同じ道ばかり選んでしまう

 

(たまには違う道も行ってみよう)

 

そう思ってちょっと遠回りして

向かうことにした

 

時間は23時前

もう外はすっかり静かで

歩いている人も全然いない

 

そこに

反対側の歩道を

とぼとぼと

歩いているお爺さんがいる

 

こんな時間に1人で

一体どこに向かって

いるのだろうか

 

よく見ると

その脇を黒猫が一緒に歩いていて

おじいさんもなんとなく

優しい表情をしている様に見える

 

近くに十字路があるから

そこで待ち合わせを

しているのだろうか

 

猫と老人が

会話もせず

ただ歩くだけ

 

その光景が

なんだか今日は

目に留まった

 

時間は朝8時

朝番の人に引き継ぎをして

家に向かう

 

(帰りもあの十字路を通って帰ろう)

そう昨日のうちに決めていたので

少し遠回りだけど十字路に向かった

 

十字路に向かう途中

ある看板が目についた

「そば屋はじめました。」

 

昔流行った

冷やし中華はじめました。」

みたいで

なんだかおかしくて

少しほほがゆるむ

 

お店の外には

メニューがわかるものがなく

どんな蕎麦が出てくるのか

なんともミステリアスなそば屋だ

 

すると後ろから

自転車を並走して

元気におしゃべりしている

おばちゃん2人組みが来た

 

「〇〇さん、ここのおそば屋さん知ってる?この前食べに来たんだけど美味しかったのよー。」

 

(おばちゃんありがとう

それはいい事聞いた)

 

「でも何おそば食べたか忘れちゃったのよね。もう歳かしら。やだやだ。」

 

(おばちゃん肝心なとこ、、)

 

そう言っておばちゃん2人組みは

ぐんぐん先を行ってしまった

 

(凄いエネルギッシュな

おばちゃんたちだったなあ)

 

おばちゃんたちに続いて

私もおそば屋さんを後にした

 

それにしても

違う道を行くだけで

新しい発見が多い

 

たとえば

 

「謎の集会が行われている公園」

 

「おそらく小学生くらいの子が

作ったであろう秘密基地」

 

「昔のカンフー映画

出てきそうなお爺さん」

 

ワクワクするようなものが

いっぱいあって面白い

 

そんな風に

周りを観察しながら

歩いていたら

あっという間に

あの十字路まで来ていた

 

すると細い路地から

一匹の猫が出てきた

 

トコトコと

私のすぐそばまで

歩いてくる

 

夜勤明けで疲れている私には

見るだけで最高の癒しだ

 

バイバイをして帰ろうとすると

その猫が悲しげな表情したので

(勝手にそう見えただけかもしれない)

 

「一緒にそこまで歩こうか」

と先の信号を私が指差して

一緒に信号まで歩くことにした

 

もしかしたら

昨日の老人も

私と同じだったのかもしれない

 

この猫もあの黒猫の

友達だったりして

 

そんな想像していたら

いつのまにか

約束の信号まで来てしまった

 

楽しい時間は

過ぎるのが早くて

少しさみしいが

 

私は猫に

「またね」と

バイバイをした。

 

波打ち際で

 

白く砕けた波には

「砂浜に染み込む波」と「また海に戻れる波」の二つがあって

 

濡れて色が濃くなった砂浜には

さっきまで海の一部だったのに

海に戻ることができなかった波が

どれくらい染み込んでいるのだろう

 

そしてまた海に戻れた波は

またいつか波になるまで

果てしなく広い海の一部に戻っている

 

いつか白く砕けてしまったとき

砂浜に染み込むかまた海に戻れるかは

どうやって決まるのだろう

 

あなたは明日、波になります。

海に戻れるか戻れないかは

あなた次第です。

 

自分が海の一部だとして

こんな風に唐突に決まったら

その日はなにをするのだろう

 

きっと、

私は仕事なんかには行かずに

大切な人のところに行って

特に特別なことはせずに

いつもみたいに冗談言い合って笑って

美味しいものを食べている

 

そして、

次の日には、

波になって

波打ち際で白く砕ける

 

白く砕けてしまったとき

海に戻れるか戻らないかは

きっと自分次第で

自分の意思次第なんだ。

 

今日のセミファイナルも

ファイナルに行けるか行けないかは

僕ら次第。

 

もうすぐ本番。掴み取って来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとなくの日常

 

朝起きてお味噌汁飲んで朝ごはん食べて洗濯物して出かける準備してバイトして帰ってお風呂入ってねる

 

そんな平凡でただ過ぎていく日常も昨日みたいな日があるからあっという間に過ぎていく日々もなんとなくの日常も必死にもがいて悩んで考えて生きていける

 

ライブをしているときがバンドしているときがやっぱり一番楽しいなと改めて感じて昨日のto she本当に楽しかったんです

 

その分昨日の帰り道はいつもよりなんだか切なくて、でも少し寒い空気もなんだか心地よくてぐっすり眠れました

 

今日からまたいつも通りの日常に戻るけど大切に過ごしたいな

 

最後まで読んでくれたあなたの今日も良い一日になりますように。ありがとう。